各種相談

各種相談

メンタルケア

女性は一生の中でホルモンに左右されて生きていると言えます。

初経が始まる思春期、女性として成熟して出産に備える体になる成熟期、そしてこの時期に多くの方が妊娠、出産、育児を経験します。その後は女性ホルモンが減り始める更年期となり、女性ホルモンがいよいよなくなると老年期になります。

この大きなホルモンの流れの中で、ホルモンに気分が左右されることも多くみられます。
また、生理のような小さな周期の波にも気分が安定しないこともあります。うつうつしたり、いらいらしたり、不安になったり、眠れなくなったり、いろいろな症状が出てきます。

気分障害の身体症状と精神症状

ちなみに人間が一生のうちにうつ病にかかる確率は6.5%です。そのうち女性が一生のうちにうつ病にかかるのは、8.3%で、男性がうつ病にかかる確率4.2%に比べてとても多いです。
つまり女性は10人に1人は一生に1回はうつ病にかかることになり、誰でもなりうるものなのです。
うつ病の診断は、問診表や採血によって行います。

うつイメージ

気分障害にホルモンが大きくかかわっている場合が多くあり、このような場合はピルや女性ホルモンを使用したりすることでほとんど症状が取れる場合もあります。

また、抗うつ薬や睡眠薬、漢方薬などを組み合わせて治療を行っていきますが、あせらずのんびり治療することが大切です。

「病院に受診するほどでもないかな?」とか、「医師に相談するには抵抗がある」などといった場合には助産師と相談することから始めてみてもよいかもしれません。

思春期相談

思春期は子供から大人へと変化する第2次性徴の時期です。人間としても女性としても発展途上にあるので、月経の異常、不正出血、などのトラブルも起きやすい時期です。

また無理なスポーツ、過激なダイエット、人間関係のストレスなどから無月経や月経の異常を引き起こすことが多いようです。無理なスポーツや過激なダイエットにより栄養が低下すると、身体の中では生命維持機能は何とか正常に働かせようとし、生きることに最低限必要でない生殖機能は切り捨てられます。
その結果、女性ホルモンが低下し無月経となります。女性ホルモンが不足すると、この時期に作られるべき骨がきちんと作られず、骨粗鬆症となったり将来の骨粗鬆症の予備軍になります。中高生にとっては面倒くさい生理も、とても重要なものなのです。
中高生が婦人科を受診するのは抵抗があるかと思います。

当クリニックでは基本的には内診台に乗ることはなく、まずおなかの上から超音波を当てて診察します。どうしても必要な場合は外陰部の診察をすることもありますが、痛くないように配慮して行います。

超音波による検査イメージ

思春期には以下のような症状がみられることが多いです。
それぞれの項をご参照ください。

更年期相談

気分障害の身体症状と精神症状更年期とは閉経前後の数年間を言います。
閉経の正常範囲は45歳~56歳で、平均年齢は50歳です。更年期になるとエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が減少していきます。この女性ホルモンの減少の時期は、自分の子供の思春期や親の介護の時期と重なることが多く、このようなことが合わさっていわゆる更年期障害が出てきます。更年期の症状にはさまざまな症状があらわれます。

更年期のさまざまな症状

エストロゲンの欠乏は長期にわたると骨粗鬆症・高コレステロール血症・動脈硬化・心筋梗塞・老人性痴呆症などの原因の一つとなると言われています。

高齢化社会といわれる現代、寝たきりになる原因は下図のようになっております。脳血管障害、骨折・転倒、痴呆などで全体の50%を占めますが、これらはエストロゲンの長期欠乏によるものとも言いかえられます。

ですから早期の閉経(45歳未満)の方や更年期のさまざまな症状がみられる方にはホルモン補充療法(HRT)を行っております。HRTは、飲み薬、張り薬、塗り薬の3つより選ぶことができますが、副作用が少なく量が調節しやすい塗り薬をお勧めしています。
HRTだけでなく、漢方療法、対症療法、助産師による更年期相談も行っております。

寝たきりの原因疾患

更年期スコア

まずは以下のテストをご自分で試してみてください。
クッパーマン指数が16以上の方は受診をお考えください。35以上の方は今すぐ病院へ!

クッパーマンの更年期指数 あなたの更年期障害の程度がわかります
クッパーマンの更年期指数

「医師の相談するほどではないけれど…」
「もう少しゆっくりお話を聞いてもらいたい」
という方は、お気軽に更年期相談について助産師までご相談ください。

助産師による更年期相談:30分 3,000円

更年期ではないけれど・・・・・

クッパーマン指数で点数は高くないけれど、わけもなくうつうつしたりいらいらする、身体がだるくて動けない、最近食欲がない、夜なかなか寝付けない、などの症状があるときは軽いうつ状態かもしれません。

そんな時にも当院にて治療をすることが可能ですのでご相談ください。

骨粗鬆症

更年期になるとエストロゲンが欠乏することで骨粗鬆症が急激に進みます。

当院では骨粗鬆症の検査として手指をレントゲン撮影することで骨密度を計測するDIP法と、血液検査でわかる骨代謝マーカーを検査することがあります。

老年期相談

更年期も過ぎて女性ホルモンが枯渇してきた頃におこる、ちょっと気になる症状、不正出血、外陰部のひりひり、子宮がおりてきちゃった、夜ひえて眠れない、などの症状があるときはご相談ください。

委縮性膣炎

閉経とともに女性ホルモンが減少すると、膣の粘膜がもろくなったり、膣の自浄作用が失われて菌が繁殖しやすい状態になります。症状は、膣の赤み、ひりひり感、黄色のおりもの、出血、性交時痛などです。
女性ホルモンの減少によって引き起こされるので、弱い女性ホルモンの膣剤や内服薬を使用します。性交時痛には潤滑ゼリーを使用します。

子宮脱・子宮下垂

年をとると骨盤の底にある筋肉、骨盤底筋群がゆるみ、骨盤の中にある臓器が下がってきます。自覚症状としては、まず子宮が膣から出てくるような感じがしますが、放っておくと子宮とともに膀胱、直腸なども下りてきてしまいます。

完全子宮脱のイメージ

治療としては、自己体操、膣内へのペッサリー挿入、手術があります。早めの治療であれば手術をせずに済みますので、早めの受診をお勧めします。

ペッサリー療法のイメージ

冷えからくる体調不良

冷えにより体調不良を起こすことがあります。
詳しくは漢方外来の「冷え症」の項をご覧ください。

不妊相談

2年間、避妊をしない性交渉を行っても妊娠しないことを「不妊」と言います。
不妊の原因の3分の1は女性側、3分の1は男性側、3分の1は原因不明といわれています。

不妊の原因

女性側の原因としては障害・卵管通過障害・黄体機能不全・子宮頸管通過障害・子宮内膜症・子宮筋腫などがあります。男性側では、精子の量、運動率の低下・奇形率の増加などが考えられます。

不妊障害に関する図

不妊の定義は2年ですが、それより短い期間でもご夫婦のご希望があれば受診してください。またその時は基礎体温をつけてご持参いただくと検査や診察の時間が省けるかもしれません。ちなみに基礎体温とは、体の動きが最も安静な状態にあるときの体温のこと。つまり、その条件をもっとも満たすのは「早朝、目を覚ましたときに、動かずにそのままの状態で測った体温」のことを指します。

HSG(子宮卵管造影)

子宮の形に異常がないか、卵管が詰まっていないか、などを検査するものです。生理の出血が終わった頃から排卵前の間に行います。膣側から細く柔らかい管を入れ、ここから造影剤を注入して検査します。少し痛みを感じる方がいるかもしれませんので、検査前に痛み止めを使用していただきます。

子宮卵管造影の図

ホルモン検査

女性ホルモン(E2)をはじめとし、不妊になるかの性のあるホルモンの検査を行います。排卵を邪魔するものとして甲状腺、糖尿病などの検査も含まれます。卵巣年齢を表すAMHの検査も可能です。血液検査になります。

精液検査

ご主人の精液の検査を行います。2~5日間の禁欲後、採精容器に直接採取していただきます。2時間以内に採取した精液の量、精子の数、運動率、正常形態率を調べます。

タイミング法

排卵を確認して、性交のタイミングをはかります。女性は卵巣にたくさんの卵の元を持って生れてきますが、それが月に一個ずつ成長して排卵に至ります。成長する卵はみることができませんが、卵のお部屋(卵胞)も同時に大きくなり、2cm程度になると排卵すると言われています。超音波にて卵胞の大きさをチェックしていくので、排卵時期の前に何度か通っていただくことになります。(一部診療が自費になります)

内服薬による治療

一般的には、いわゆる排卵誘発剤を生理5日目から5日間内服します。副作用もあるので、6周期までの使用にとどめます。タイミング法と同様に排卵前に卵胞をチェックし、排卵の時期を予測します。必要であれば、排卵を促す注射をすることもあます。
漢方薬を併用することもあります。

注射薬による治療

内服薬では効果が出ない場合や、より生理的な排卵を望む場合に使用します。自宅で自己注射することが可能です。ただし多胎妊娠などの副作用がでやすくなるので、使用には注意が必要で、医師とよく相談してください。

人工授精(AIH)

卵子と精子が出合う確率を高くする治療法です。一般に妊娠率は10%前後です。
ご主人に2時間以内に採取してもらった精液を洗い、濃縮して子宮の奥深く戻します。その後の授精・着床は自然妊娠と同じです。1回の人工授精で妊娠する方もいますが、数回行う場合もあります。
少し痛みが出る場合があるのと、出血することもあります。
7~8回目以降はなかなか妊娠することが難しくなるので、5~6回行っても妊娠しない場合は次のステップへ進むことをお勧めします。これ以上の治療は専門病院へご紹介させていただくことになります。

AIH1回:21,600円(自費診療)

避妊相談

避妊には、普段から行うものと、緊急的に行うものがあります。

ピル

低用量ピルは、女性自身が行えて、ほぼ確実に避妊できる方法です。
1999年に低用量ピルが国内で販売開始になりましたが、それ以前の中用量ピルを内服していた人にとってはピルはあまり良い印象ではないかもしれませんが、現在の低用量ピルと超低用量ピルにはメリットがたくさんあります。

  • 避妊
  • 生理痛の緩和
  • 月経前緊張症(PMS)の緩和
  • ニキビの改善
  • 月経周期が安定し、時期の調整も可能
  • 子宮内膜症の治療
  • 卵巣癌発生率の低下
  • 子宮体癌発生の低下
    しかし、副作用のない薬はなく、以下のような副作用が現れることがあります。
  • 血栓症(ピルを飲むことにより血栓を作りやすくなると言われています。しかし、妊娠中の血栓のできやすさは、ピルを飲んでいるときの数倍になると言われています。血栓ができて重篤な症状が出る人のほとんどは喫煙者だと言われていますので、ピルの内服をしたい場合にはまず禁煙をしましょう。
    また、定期的に血液検査をすることをお勧めします)
  • 乳がんリスク上昇?(このようなことが言われていたこともありますが、現在では乳がんの発生率が上がることはないとされています。ただし、乳がんを発症した方はピルの内服をすることは避けた方がよいでしょう)

 

ピル(OC)の種類

自費OC

✿ファボワール21(1相性 低用量ピル)
✿トリキュラー21(1相性 低用量ピル)

保険OC

✿ヤーズ(1相性、超低用量ピル)
✿ルナベルULD(1相性 超低用量ピル)
✿フリウェルLD(1相性 低用量ピル ジェネリック)

◎ピルは自費も保険もほぼ同じ値段で、2500円程度です。ジェネリックのみ安く、ほかのピルの約半額になります。

 

自費OCの受け取り、検査について

初診 (血圧・体重測定、内服前採血、エコー、子宮がん検診)+OC1シート処方
【¥11,000+¥2,500/OC1シート】*子宮がん検診を市の検診とした場合

  ↓

再診(検査結果)+OC処方
【¥600+¥2,500/OC1シート】

  ↓

来院してOC飲み受け取りOK
【¥2,500/OC1シート】

  ↓

1年に1回の受診(採血、エコー子宮癌検診)+OC1シート処方
【¥7,000+¥2,500/OC1シート】

  ↓

再診(検査結果)+OC処方
【¥600+¥2,500/OC1シート】

上記のように年に1回検査をしていただき、それ以外はOCの受け取りのみが可能です

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